教育を科学したい。戸田市の教育イノベーター

埼玉県戸田市を訪問してきた。

戸田市は人口13万、首都圏のベッドタウンとして急成長をしている街だ。

ファミリー層の新規流入が続き小学校・中学校不足で新校舎の建設も急ピッチだ。

シェアオフィスや起業家のための支援制度もある。


その戸田市に教育イノベーターを訪ねた。

戸田市教育長の戸ケ崎勤さんだ。

戸ケ崎さんは埼玉県内の中学校教師。生活指導に熱心な数学教師で校長や現在の教育長になられても熱血教師の風貌は変わらない。

ちなにみ教育長は市長・副市長に市のナンバースリーの重責を担う。

他にも

未来の学びコンソーシアム(文科省・経産省・総務省)

教育振興基本計画部会(文科省)

全国的な学力調査に関する専門家委員会議(学力テスト会議・文科省)

など国の審議会の委員も努めている。


戸田市では戸ケ崎教育長のリーダーシップのもと、プログラミング教育アクティブラーニングSTEM教育など今できる事をどんどん初めて行こうという機運が高まっている。

ベネッセやインテル、マイクロソフトなど大手の企業もコラボして「教師」にできない事を補い協働で未来の教育を実践している。


戸ケ崎教育長は何度も「マインドセット」と口にされた。

教育は不易と流行。なかなか教師が変われない部分もあったそうだ。

しかし、時代を捉えた、時代の先を行く教育をするために校長を中心にマインドセットをして努力を継続している。

戸田市の校長会議もいちいちICT活用でわざわざ一同に介さずテレビ会議だそう。

こういった通常業務にICTを取り入れてしまうところも戸ケ崎流だ。

さて、

産学民連携はどのように行われているのかーーーー

まず、現場の教師から例えば数学の時間にプログラミングをやりたい、理科の時間でアクティブラーニングをなど具体的に希望が校長に上がってくる。

校長がカリキュラムマネジメントの中で教育委員会・教育長の紹介でマイクロソフトやグーグルといった企業とコラボして行くという流れだ。

現場の教師が全て熱心だったり、教育イノベーターであるわけではない。

戸ケ崎流では「教員の研究会」を立ち上げ自主的な分科会でそれぞれが研修をしている仕組みを作っている。なんと戸田市の全教員の20%は自主研究会を運営参加しているのだそう。


教員の研究会をつくったのも、「教育を科学したい」からだ。

いい先生やいい教室で子どもの「目が輝く」というが、それは「何ルクス?」だと戸ケ崎さん。

思い込みは熱心とは違う、熱心にデータを活用し効果的な学習をしていきたい。

究極はアダプティブラーニング。

教師として生活指導や生徒の相談に長年携わった戸ケ崎さんはICT活用による効果的な学習とやはり教師は教育者としてのコーチングやメンターの役割が大きいという。

そのためにも思い込みではなくデータ重視の教育改革を行いたいそう。

実際に全国学力テストの委員としても学力テストのデータをビックデータとして解析できるようにと主張している。(様々な活用可能性にも言及されていた)


その他、教員の質の問題、埼玉県で取り組むエビデンスベース教育の問題も伺った。

OECDの視察や文科省とのカンファレンスなどの依頼も殺到している中ではあるが佐藤ラボ主催のEduvation Summitにもご協力いただけるとのこと。

市議会開会中の忙しいなか大変勉強になりました。

戸ケ崎教育長ありがとうございます。


高山智司 Web-site

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