アクティブラーニング、ICT教育予算はどうなっているか。

予算編成の季節がやって来た。

6月に出る予算編成の基本方針「骨太方針」が出ると各省でそれに沿った予算の「概算要求」が始まる。

これは、各省庁が「こんな大事な政策だから、これだけ予算が必要」という「希望」だ。

これから8月末にかけて、概算要求を各省庁でまとめていくことになる。

これを占うのは、来年骨太方針と今年度の概算要求、そして今年度の本予算だ。

だいたい予想がつく。

ちなみに、文部科学省予算の全体は5兆3000億円

この中から、科学技術予算を外すと4兆円強となる。

また、この4兆円のうちに「義務教育国庫負担金」という教員給与負担が1.5兆円ある。

この中にもアクティブラーニング教員用の人件費なども若干含まれるが

使い方が義務的経費は毎年あまり変化がないので、このほかの予算をみていく


教育課程の充実という項目がある。

43億円。

アクティブラーニングの観点からの授業の充実、カリキュラムマネジメントの予算だ。

(新学習指導要領の周知のためのパンフ作成など10億円も入れての額)

多いか少ないか、ちなみに道徳教育の充実に28億円だ。(安倍総理肝いりの道徳充実)

教育の情報化推進が13億円。官民コンソーシアムを活用した教育コンテンツ開発は3億。

ま、足らないでしょうね。

この点、電通調べでは中国はスピードが速い。

日本で2020年までにーーなんていう遅さや、そもそも年中行事で予算編成をしているスローペースが問題だ。

閑話休題。

あとは、総合的子供の貧困対策に42億円、

幼児教育無償化への段階的取り組みは「事項要求」

これが昨年の7月に文科省内で侃侃諤諤やっていたこと。それが、今年度29年度に実施されている。

現在、平成30年予算の概算要求なので、幼児教育無償化など一定の前進があることは予想できる(事項要求だったので、予算が0.5億でもつけば新規ってなる)


ん?

4兆も予算あって、あと何に使ってんだ?

と思うでしょう。

大きなものは国立大学の運営費交付金に1.2兆円

私学助成金に4300億円(内私立大学に3100億円、私立高校に1000億円だ)

私大の経常経費の85%が補助金だから、大学は地方の市役所みたいだし、コスト意識やマーケティングも素人レベルだ。(文科省の天下り受け入れが正しい経営判断になる)

アクティブラーニングやICT教育の必要が叫ばれても、日本は10年前と同じ議論から進歩がないのか、予算のかけ方を見るとわかるのではないでしょうか。

さて、

私がイチオシの国際バカロレア推進だがーーー

29年度予算は8900万円(泣き)

国の予算1億円はレポートとイベント一回で消化です

しかも、大臣官房の国際協力室が主管という政治力のなさ。

ま、来年度の予算編成に注目です。